お知らせ&コラム

簾(すだれ)

肌寒くなってきました。夏の暑さが懐かしく、まだ緑の残る山肌も山頂付近は色づき始めた信州から、夏の日差しに関するコラムです。      夏は簾の季節です。  日本の夏は、日射しが強く、蒸し暑いのが特徴であり大きな欠点です。昔の人達はその暑さをしのぐのに、様々の知恵をはたらかせ生活に取り...

続きを読む

民家

民家は、地方の証明書だといわれるくらいに、日本の各地に、特徴ある民家が数多くあります。   民家というのは、庶民のための古い家の総称です。神社、仏閣、そして、貴族や支配階級の高級な美材を用いた建物と違って、身近なところにある実用的な木材を最大限に使いながら、生活の知恵を生かして造りあげた手造...

続きを読む

数寄屋造

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 今回は数寄屋お話です。 御殿のように格調を第一とする書院造に対して、数寄屋造は、自由な構成による柔らか味のある意匠を特徴としています。ですから、そこに使われた木材等を見ても、その違いがわかるのです。とりすました感じの桧がもっ...

続きを読む

書院造

今日、日本人の生活が多様化している如く、その住まいの儀式も、又複雑です。そこには、和風あり、洋風あり、和洋折衷ありと言う風に。さらに和風であっても[書院造]「寿寄屋造」「民家風」と言う風にです。 そこで和風の中の三つの様式について考えてみましょう。   書院、というのは、将軍・大名・武士・僧侶...

続きを読む