
古い民家も生きかえる
昔から「古屋の造作」と言うことわざがあります。古い家にお金をかけて良くしようとしても、効果がないと言う意味のようです。 特に近年たやすく家を造れる時代になって、古い家に手を掛けることを嫌い、古い家を改善しようとする努力を回避してきたように思えてならないのです。そしてあきらめていた向...
続きを読む昔から「古屋の造作」と言うことわざがあります。古い家にお金をかけて良くしようとしても、効果がないと言う意味のようです。 特に近年たやすく家を造れる時代になって、古い家に手を掛けることを嫌い、古い家を改善しようとする努力を回避してきたように思えてならないのです。そしてあきらめていた向...
続きを読む2月末とは思えないほど、暖かい日が続いています。松本、安曇野も春近しです。今朝撮影した自宅の梅です。花がふくらみかけています。 先週の23日の木曜日に降幡のラジオ出演が無事終わりました。毎回日本の伝統文化と住宅の話で重複した話もあるかと思いますが、大変好評頂きました。FM松本(79.1...
続きを読む百年、いや二百年もの昔の民家が今もって生き続けながら、なお余力のあるその生命力には、ただ恐れ入るばかりだ。そしてその魅力も決しておとろえていない。いや、年と共に増すように思われる。 それに比較して、昨今のものは、その生命力において、又、魅力においても大変にひ弱で、はかない夢のような...
続きを読む昨今、都会の団地のアパートに住む人間たちの間に、もし可能だとしたならば、茅葺の民家に住んでみたい。と云う希望をもった人が非常に多いと云う。 しかし、かつての茅葺の民家は、日本の暗い生活、みじめな生活のイメージの残った最たるものであったように思う。 そう云うくらいもの、みじめなものか...
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