お知らせ&コラム

民家に見る日本の構造

 日本の建築は木造であるということが大きな特徴です。 どうして木造でなければならなかったのか、その理由は、   ○我が国は森林国で、良質の木材が身近に、しかも豊富にあった。 ○高温多湿の、日本の夏の生活に木材が適していた。 ○地震に対して、構造的に木材が最も適していた、からなのです。   ...

続きを読む

古い民家も生きかえる

 昔から「古屋の造作」と言うことわざがあります。古い家にお金をかけて良くしようとしても、効果がないと言う意味のようです。    特に近年たやすく家を造れる時代になって、古い家に手を掛けることを嫌い、古い家を改善しようとする努力を回避してきたように思えてならないのです。そしてあきらめていた向...

続きを読む

梅と北アルプス

2月末とは思えないほど、暖かい日が続いています。松本、安曇野も春近しです。今朝撮影した自宅の梅です。花がふくらみかけています。     先週の23日の木曜日に降幡のラジオ出演が無事終わりました。毎回日本の伝統文化と住宅の話で重複した話もあるかと思いますが、大変好評頂きました。FM松本(79.1...

続きを読む

耐久力のある民家

 百年、いや二百年もの昔の民家が今もって生き続けながら、なお余力のあるその生命力には、ただ恐れ入るばかりだ。そしてその魅力も決しておとろえていない。いや、年と共に増すように思われる。    それに比較して、昨今のものは、その生命力において、又、魅力においても大変にひ弱で、はかない夢のような...

続きを読む