温泉街の古民家3

前回の測量・調査は時間が足りなくて不十分だったので、今回は気になる箇所を中心に更なる調査を進めました。
 
まず、屋根の形状を確認すると、山あり谷ありです。
 

 
昔は母屋の隣に土蔵があって、2つの建物がつながっていた。土蔵を撤去して半分を道に、半分を店舗にした、とご主人に伺いました。
 
次は、室内の化粧で覆われている柱の一部分を剥いでみました。
 

 
なんと、4寸角(12cm角)の柱が根腐れしていました! 写真からも、柱が湿っているのがわかりますね。
 
ご主人が、店舗改修して谷ができてしまい、以前は雨漏りに悩まされた、とのことです。雨漏り対策の屋根工事をして十数年経ってるようですが、見えないところに雨水が逃げて、全く気付かなかったということです。恐ろしいですね。しかし、幸いにも、シロアリ等は確認できなかったです。
 
次回は、屋根裏調査の報告をします。