住宅の基礎と古材の再利用

12月も半ばを過ぎましたが、暖かいです。24~25日は雨の予報ですが、最高気温は10°以上の予報なので、ホワイトクリスマスは期待出来そうもないですね。松本では珍しい雪の少ないクリスマス、年末になりそうです。
 
今回は、古民家解体後の新築住宅の基礎配筋と養生を報告します。
 

 
配筋検査時の写真です。綺麗に鉄筋が組まれていますね。鉄筋の径をはじめピッチや継手、定着長さ等を確認しました。
 
そして、ここにコンクリートが打設された養生中の写真が下になります。
 

 
立ち上がりを見ると部屋の位置がわかってくるので、お施主さんも工事過程を見ることが楽しみになってきます。
 
また、解体された古材を見てきました。綺麗に洗ってありますね。
 

 
写真中央に見える差し鴨居(長方形)が、今回の新築プランの要となる材です。解体後確認したところ、曲がっていると聞いていたので、実際使えるか心配でした。ですが、厚みは十分あるので、両面を削って真っ直ぐにすれば再び利用可能ということだったので、安心しました。
 
古いものを新しいものに組み込む。機械であれば、すべて新しい方が良いのかもしれません。しかし、家に古いもの、古材や愛着ある家具を取り入れると、全くの新築では得難い落着きや安心感を持つ住宅となります。なので、古民家をお持ちのみなさん、解体する前にぜひ一度ご相談ください!