温泉街の古民家7(解体作業)

今朝はかなり冷え込み、安曇野では雪が舞いました。通勤で梓川を渡って松本に入ると、なんと青空が見えました。不思議な天気ですね。
 
前回に引き続き、古民家の解体の様子を紹介します。外壁を取り除き、店舗増築部分と母屋の境を見てみると、H鋼が入っていました。
 

 
トタンで覆われていた茅が見えてきましたね。作業中の埃でご近所さんにご迷惑をおかけしないかと心配でしたが、幸運にもこの日は雨で埃が立たず、解体日和?でした。
 
実は、この古民家のお向かいさんが食品販売しているお店だったので、埃のことは一番懸念していました。しかし、ご主人によると、茅を葺き替えるときはお店を休むから遠慮なく作業してくれ、と先代からの約束があったようです。先人からの家への想いを感じた出来事でした。
 
骨組も露わになってきて、以前では見えなかった箇所が見えるようになってきました。
 

 
上の写真は屋根を支えるサスですが、いくつか切られていました。既存構造を残して、これらを入れ替えることは、やはり非現実的なので、新築への切り変えは適切な判断だったと思いました。
 
と書いているうちに、松本でも雪が舞ってきました。これから更に冷え込んでくるというので、みなさん暖かくしてくださいね。